-予約販売-- 動物たちの集い 【Nagano -3-】
前回のコラム(輪のかたち【Nagano-2-】)につづき、しめかざり2022のラインナップをご紹介します。
今回は、「動物を象(かたど)ったもの」がテーマです。
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今年から新たに仲間入りした、新作の「寿酉」です。
夜明けが近づくと鳴きはじめる鶏。
その高らかな声は、夜の闇を払い、太陽を招き入れるかのよう。
日の光で天候よく、暖かく。そして実りの多い一年を願うしめかざりです。
こちらも新作の、鶴を模したしめかざりです。
稲穂をたずさえ天に向かって飛び立つような姿が印象的です。
鶴は長寿を象徴する生き物としてよく知られていますが、一方で、鶴がくわえてきた稲穂から稲作の文化がはじまったとする伝承もあり、穀物の神としての側面もあるそうです。
こちらも今年から新しくご紹介する、「飛鳥」です。
ごぼうじめを輪にしたリースに、藁の束(サゲ)、稲穂、そして鶴の水引がついた華やかな掛けかざりです。
整った縄綯い(なわない)と色鮮やかな水引は、そのまま飾っても十分に華があります。
「飛鳥」の姉妹版で、こちらは昨年にもご紹介してご好評いただいた「雄飛」です。飛鳥とは水引の色味、仕様が異なります。
優雅に羽をひろげて青空を飛ぶ鶴のイメージが浮かびます。
活きのいい「鯛」を象ったしめかざりで、今年は新たに小サイズが加わり、小と大、2つのサイズのご紹介です。
薄紅のきれいな色や、その味の良さから、縁起のいい魚として冠婚葬祭でも重宝される鯛。
ピチピチと飛び跳ねているような活気のあるイメージが浮かびます。
魚の胴にあたる、縄の盛り上がった部分は、縄の中にアンコ(籾殻)を入れて、膨らみを持たせています。
がっしりと、エネルギー溢れるしめかざりです。
亀のかたちを模した祝亀です。今年は「子ども」が誕生し、「親」と「子」の2サイズでのご紹介となります。
「子」サイズは掌に収まるほどの小ささですが、作りは親同様で、手の込んだ仕上がりです。
親子並べて、子を背中に載せて、または子を親に立てかけて、など置いてお楽しみいただけます。
亀のおしりには、たっぷりとした稲穂が付いています。
稲穂は藻に見立てており、甲羅に藻がついた亀は「蓑亀(みのがめ)」とよばれ、古来から長寿のしるしとして文様などで親しまれてきました。
おなじ長寿の象徴である鶴。
鶴は千年、亀は萬年。
寿鶴と祝亀を並べて飾れば、縁起よく、晴れやかな新年を迎えられそうです。
「お正月飾り」ともいわれるしめかざりですので、お正月に限って飾るもので、
地域や家それぞれの慣習やしきたりがあるというイメージを
お持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、
東京、長野の生産者の方々、どなたも「とくに決まりはない」とおっしゃいます。
神棚には一年通して飾られることが多いですし、
また地域によっては玄関かざりを年中飾っているところもあるようです。
こちらでご紹介するしめかざりも、お正月だけでなく、
室内のお好きなところに飾って、
一年通して「わら細工」を楽しまれるのはいかがでしょうか。
みなさまのご予約を心よりお待ちしております。
イチカワ アヤ