世界かご編み大会2023 in ポーランド 8 -実演作品の完成へ-
たくさんの熱気とコミュニケーション、そして、時折会場を盛り上げてくれるウクライナの声楽隊の歌声を感じながら、
それぞれの参加者の作業も佳境に入っていきます。
最初は、ただの細長い棒状の束だったものが、
人の手によって、一つ一つ編み上げられていき、
そして、そこにいきいきとしたかごとしての形が現れていきます。
その揺るぎない確かなものが存在感を増していく不思議。
今大会2日間の実演で作られたの編み細工の数々、完成品の一部をご覧ください。
たった2日間で材料を揃えるところから、それぞれの作り手の方が、ここまで仕上げてきたと思うと、感無量でした。
そしてこれだけの国籍の方のものが一堂に会することは実に稀有なことだということも。
伝統的なものから、オブジェ、家具に近いものまで、多種多様な作品が並んでいました。
私たちの店で扱うかごは、実用品が多いですが、編み細工の幅広さ、自由さをあらためて感じさせてくれる作品ばかりでした。
岩手のさわぐるみを使った佐々木さんのかごも無事に出来上がり、私も本当にホッとしました。
遠く離れたポーランドで、1から編み始め、たくさんの人をコミュニケーションをとりながら、
2日間かけて完成したかごには、また一層のありがたみを感じます。
さあ、いよいよかごが出揃いましたので、この大会も大詰め、表彰式となります。
あと、少しお付き合いいただけたら。
イチカワトモタケ
+++++++++++++++++++
つづく