-予約販売-- 長野のしめかざり 1
冷たい雨の降るどんよりした天気の昨日とは打って変わって、
今日は澄んだ青空と暖かい日差しが心地よい、秋晴れの日でした。
それでも時折、肌に当たる冷たい風は
冬の季節がすぐそこまでやってきているようにも感じます。
さて、店頭とオンラインショップでは、年末年始に向けて
しめかざりのご予約販売を行っています。
10/24(日)まで定価の10%引きとなりますので、ぜひご利用ください。
そのうち、長野県産の稲わらを使い、
地元で製作されているしめかざりは全部で16種類。
こちらのコラムでは、それぞれを少しずつご紹介していきます。
1. 三社(さんしゃ) 小・中・大 3サイズ
こちらは一文字に綯った(なった)「縄」に、
わらの束を下げた「サゲ」が付いたシンプルな形です。
弊店で東京のしめかざりとしてご紹介している
「ごぼうじめ」の応用ともいえる形です。
縄を雲、サゲを雨、サゲに付いた「紙垂(しで)」を雷に
見立てているとも言われます。
雷は稲の実る時期に多く発生することから、
稲妻が神聖視されたようです。
神棚用に。
2. 「五社(ごしゃ)」 二尺・三尺 2サイズ
こちらもごぼうじめの発展型で、
サゲの束が5つ付いた豪華なタイプです。
縄の太さも三社より少し太めの作りです。
神棚のサイズに合わせ、「二尺」と「三尺」
2つの大きさがあります。
弊店でご紹介している長野製のしめかざりは、
「両じめ縄」をのぞき、紙垂や水引などの装飾品は
しめかざりに付けた状態でお届けします。
(東京のものは、しめかざりに同梱してあり、
ご自身でお取り付けいただく仕様となっています。)
3. 「リース」 小・中・大・大大・特大 5サイズ
こちらはごぼうじめを輪のかたちにした
シンプルなリースです。
そのまま飾るのもいいと思いますし、
橙(だいだい)や裏白(うらじろ)、譲葉(ゆずりは)など
装飾品を用意して飾られるのもお勧めです。
ナンテンやセンリョウ、マンリョウなどの
赤い実をつける植物をあしらって、
クリスマスリースとして楽しむこともできます。
クリスマスが過ぎたら装飾を変え、
お正月飾りへ。
シンプルがゆえに、アレンジを加えることで
いろいろなシーンに対応できます。
お正月が過ぎても、わら飾りとして
そのままお楽しみください。
表裏、どちらでも飾れるリースです。
4. 「円満」 小・中・大・特大 4サイズ
リース型のしめ縄に、たっぷりの稲穂が添えられています。
こちらのような稲穂アレンジタイプは、
長野製のひとつの特徴で、ご好評をいただいております。
稲わらは今夏に刈り取りをしたものを使用していますが、
稲穂は今年のものでは製作に間に合わないため、
去年のうちに採取し、乾燥させておいたものを使っています。
表と裏、どちらも丁寧な仕上がりです。
こちらを表側にして飾るのもよいと思います。
質のよい稲わらを贅沢に使った、
「豊かさ」をイメージするようなしめかざり。
この力強く、華やかで美しい作りをお楽しみください。
実店舗の開店日には、店頭でもご覧いただけるように
サンプル品をご用意しております。
お気軽にスタッフにお声がけください。
また次回以降のコラムでも、引き続き、ご紹介してまいります。
イチカワ アヤ