フランクフルトの街並み ― ドイツ出張記 2

Guten Morgen!
Ich bin Tomotake Ichikawa, der Inhaber von Ichikawa Kagoten.
(グーテンモルゲン-おはようございます-! 市川籠店の店主、市川伴武です。)
さて、昨夜ですっかりドイツのモードになった私は、早朝にフランクフルトのホテルで目覚めました。
さいわい、ほとんど時差ボケを感じることなく起きることができて、ホッと安心しました。
朝食の前に、みじかいながらもせっかくのフランクフルト滞在だから散策してみよう!と、
カメラを持って、気の向くままに街を歩いてみました。

フランクフルト中央駅の周辺は、いたるところで路面電車のトラムが走っていました。 
あちらこちらで目に留まり、日本とちがうので新鮮に感じるのは自転車レーンの広さです。しっかりと車道とおなじほどの幅が確保されています。 
「Eat, sleep, bike.」 食べて、眠って、自転車(に乗る)。 「寝ても覚めても自転車」という意味のようです。 
こちらは自転車専用信号。 
街のなかに自転車専用レーンや専用信号が整備され、自転車で移動する人のためのルートがきちんとあることに羨ましさを感じるのでした。 
それぞれの交差点には、ゴミ箱が設置されています。ゴミの行き場が明確な印象です。 
靴は…どうしちゃったんでしょうね (笑)。歩くゴミ箱のようにも見えます。 
ポストは黄色でした。 落書きでも親切に「POST」と書いてくれているので、旅行者の私にもポストとわかり、助かりました。

早朝にかがやく太陽の光が橋や建物を照らし、建造物が彫刻のように美しく感じられました。

フランクフルト中央駅から南側へ歩いていくと、市内を流れるマイン川にあたります。 
朝日に照らされるマイン川。ゆったりとした流れでした。 
陽の光を浴びながらマイン川沿いを犬と散歩する人、ランニングをする人。街の人々の、日常の風景が見られました。 
川沿いの公園を見渡していると、ふと汽車のマークに目が留まりました。 
マイン川はオランダから流れるライン川の支流で、フランクフルトは古くから水運の要所だったそうです。この鉄道は今は日常的には使われていませんが、特別にイベント列車が走ったりするようです。19世紀には貨物の輸送用に使われていたそうで、フランクフルトが鉄道と河川物流の結節点だったことがわかる跡です。 
こちらは陸の物流を担当するトラック。 メルセデス、かっこいいです。

歩いているうちに朝の通勤、通学の時間帯にさしかかると、自転車で走行する人をあちらこちらで見かけるように。 
その中には、こんな形の自転車に乗る人たちも。 
自分の乗る自転車の前に、サイドカーがついています。フードがかかっているものも。だいたい皆さん、ちょっと急いでいるように見えます。 
そうです。これは、子どもを乗せるための自転車! 日本では子ども一人であれば後ろに乗せることが多いように思いますが、フランクフルトでは、このように前のボックスに子どもを乗せるタイプをたくさん見かけました。このほうが様子もわかるので安心かもしれません。しっかりとしたつくりだし、競技用自転車のようにシュッとしていてかっこよかったです。

こちらは横断歩道の押しボタン。
「Signal kommt」は、信号が来ます(=まもなく青になります)という意味だそう。
その下には、「Bitte berühren」 =触れてください、とあります。
さて、もういちど市街地のほうにもどって散策を続けてみます。

広場にあるKIOSK。 
こちらは欧州中央銀行のユーロ記念モニュメント。フランクフルトはかつて水運や陸運の要所という役割があり、いまは金融都市としても知られています。 
ターミナルであり、国際都市であるフランクフルトには、「HALAL」表示をかかげたレストラン、中華料理店などをよく見かけました。さまざまな文化がまじり合う都市なのだという印象を、あらためて強くしました。 
街中には、有料の公衆トイレがあります。クレジットカードと現金が使えるようでした。トイレの様子を見てみようと、クレジットカードで数回試してみましたが、私のやり方がわるかったのか、押しても引いてもまったく開きませんでした。 (後日のクレジット明細にはしっかりと利用記録が!)
この朝の、フランクフルトの様子をどうぞご覧ください。
【音楽が流れます】


たのしかった朝の散歩を終えて、かんたんに朝食を済ませ、
部屋にもどって荷物をまとめます。
そして、長距離列車に乗るため、ふたたびフランクフルト中央駅へ向かいました。

駅の正式名は「Frankfurt am Main Hbf」(=マイン川沿いのフランクフルト中央駅)といいます。「マイン川沿い」という響きが、あのマイン川の情景を思わせ心に残りました。 
フランクフルト中央駅からは、数分おきに、たくさんの本数の列車が発着していました。ちなみにこちらは「Frankfurter Allgemeine (Zeitung)」【=フランクフルト総合(新聞)】という意で、ドイツ新聞社の広告のようです。 
列車には、フランス・パリや、オランダ・アムステルダム、イタリア・ミラノやチェコ・プラハ、ベルギー・ブリュッセル、オーストリアのウィーン行きなどの表示が。主要都市へはすべて直通か、乗り換えを一度するだけで着くようです。 
列車を利用する人々も多様で、さまざまな国や文化を背景にもつ人々が行き交っていました。さすがヨーロッパの玄関口です。 
ドイツをはじめ多くのヨーロッパ諸国ではシェンゲン協定により国境検査がないので、列車で国を越えることも国内移動のような感覚でできます。陸路で国を越えて行き来することが日常であるという人々の感覚は、日本に暮らす私には新鮮で、どこか羨ましく思えました。 
これから私は、ここフランクフルト中央駅から「ICE」という、日本の新幹線のような列車で北上していき、ある方との待ち合わせ場所である「ヴァールブルク駅」へ、乗り換えを重ねながら向かいます。

続きます。
*
つぎのジャーナルでは、
ずっとお会いしたかったドイツの作り手と久しぶりの再会をします。
どうぞおたのしみに。
— Bis bald. (また近いうちに)
イチカワトモタケ
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“ひとつのテーブル”特集展
ドイツで出会った、ヨーロッパのかごたち
2026年
2月19日(木)・20日(金)・21日(土)・22日(日)・23日(月祝)
26日(木)・27日(金)・28日(土)
3月5日(木)・6日(金)・7日(土)
Open | 11:00ー16:00
実店舗 | 東京・南千住 「市川籠店」

*前回(ドイツ出張記 1)クイズの答え
【たばこの自動販売機】でした!
いまは日本の駅ホームでは見られない景色ですが、
アート性のある自販機で、つい自然に写真を撮っていました。
ドイツでは、駅のホームでたばこを吸う人も見かけました。







