リトアニア/やなぎ 丸バスケット S・L 2サイズ 140512
リトアニア/やなぎ 丸バスケット S・L 2サイズ 140512
- Size / Weight
- Sサイズ:約直径23-28x高さ14cm(持ち手付き高さ22-26cm)/380g
Lサイズ:約直径33-38x高さ20cm(持ち手付き高さ29-37cm)/730g
こちらのかごは、品物ごとの個体差(サイズ変化)がとくに大きい商品となります。
S・Lサイズともに、個体により特に直径において大きなサイズ幅があることをご了承ください。
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サイズや仕様について
上記のサイズは弊店への入荷分総量のうち、その中間値を表示しており、あくまで目安となります。
自然素材を使った手作り品のため、表記サイズから2-3cm前後するものもございます。
収納するところがお決まりの際などは、サイズに余裕を持ってご注文いただきますよう、お願いいたします。また、ひとつひとつの形・風合い・色味も異なります。予めご了承いただいた上で、ご注文下さい。
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お取り扱いについて
・ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
・どの素材においても、できるだけ戸棚などにしまいこまず、風通しのよい場所で保管するようにしてください。
・保管の際は、直射日光を避け、湿気の溜まらない、なるべく高い場所に置くと良いです。
・雨や水に濡れたら乾いた布で拭き取り、風の通る日陰や室内でよく乾かしてください。
・ほこりが溜まらないよう、たわしやブラシなどを使った定期的なブラッシングをおすすめします。
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ご配送について
日本国内、および、世界中に商品をお届けいたします。送料はお届け先の地域とご注文内容によって自動的に計算されます。ご注文者様のお住まいとは別の国へお届けする場合、ご決済いただく通貨はお届け先の現地通貨に自動変更され、お支払い方法も地域によって変わります。配送についての詳細はこちらからご覧いただけます。 -
返品・交換について
販売前の検品には万全を期しておりますが、万が一、明らかな不良品がみつかりましたら、お買上げ後または商品の到着後、すみやかに弊店までご連絡ください。商品に明らかな欠陥がある場合をのぞき、「ご注文間違い、サイズ・色違い、風合いの違い、イメージとの相違」など、お客様のご都合による返品・商品の交換には応じられません。
※返品が可能な条件や返品手数料について、詳しくは こちら をご覧ください。
伝統的にその地で作られ続けてきた編み組み品は、身近に自生する植物を使って作られるのが基本です。日本では、竹やあけび、いぐさ、稲わらなど、その土地土地で採取できる素材で作られてきました。
ヨーロッパの場合は主に「やなぎ(willow)」や「籐(rattan)」といった素材が用いられます。
どちらも日本のかご細工ではあまり見られない素材です。
「やなぎ」というと、「シダレヤナギ」のような木から枝が垂れ下がる柳をイメージするかもしれませんが、ヨーロッパの細工に使われるのは、稲のように地面からシュッと立つ、株立ちするやなぎです。
株立ちとは、一本の茎の根元から複数の茎が分かれて立ち上がっていることをいいます。
写真はリトアニアでかご作り用に栽培されているやなぎの様子です。
こちらのかごの材料となっているやなぎは、
栽培ではなく、リトアニアの、野生のものが使われています。
「松の根」のかごも作られる、イラさん・アナさん製のもので、
イラさんたちご自身でやなぎを収穫されています。
収穫は秋。やなぎの芽が吹く前の枝を採り、
冬場、湿気のある時期にかごを編みます。
日本の冬は湿気が少なく空気が乾燥しがちですが、
リトアニアでは反対に夏場は乾燥ぎみ、冬は湿度が高いそうです。
こちらのかごのような樹皮のついたままのやなぎは、
夏は乾いて表皮がパリパリ割れてしまうため作れず、湿気のある冬場の製作が適しているとのこと。
こちらのページでは、樹皮のついたやなぎの丸バスケット、
「S」と「L」サイズをご紹介します。
近づくと、やなぎの芳醇な香りが感じられます。
かごの色は時が経つにつれ、グリーンがかった色味から、
落ち着いたトーンの薄茶色へと移り変わっていきます。
その変化もお楽しみください。
お出かけやお買い物に。
小物入れにしたり、お花やグリーンを飾るのも。
どちらかお好みのサイズをお選びください。
–リトアニアのかご–
ヨーロッパの北東、バルト海の東に並ぶバルト三国の中で最も南に位置するリトアニア。
北はラトビア、東はベラルーシ、南はポーランド、西はロシア領と接していて、
歴史の中では、ポーランドやロシアと国を一つにしていた時期もあり、文化的にも深い繋がりがあります。
リトアニアにはヴィシュティーティス湖をはじめとする多くの湖があり、
また湿地帯、雑木林も多く、
地形としては全体的になだらかで平坦、高低差のある山が存在しません。
そのためか都市においても雑木林などの自然は身近な生活の一部としてあり、
リトアニアの人々は秋にはきのこ狩りやベリーなどの収穫を楽しむとのこと。
他にも、庭になるりんごやハーブを採って、食生活を送っているそうです。
こうした自然素材をつかったかごは少なくなっているものの、
リトアニアでは、「かご」は(買い物や収納のためではなく、)収穫のために使われてきたそうで、
今でもきのこ狩り、ベリー摘み、ハーブ集めにと関わりが深いと聞きます。
森で採ったきのこはまだ呼吸をしているので、
ビニール袋に入れるとダメになってしまうけれど、
通気性のあるかごはきのこが呼吸を続けられるため相性よく、
ハーブも野生のリンデンやライムブロッサムなど、
木の下に散っている葉を拾いあつめ、やはり湿気ないためには
ビニールやプラスチックよりもかごが最適なんだそうです。
リトアニアでは「森の恵はみんなのもの」という考えのもと、
法律でもそれが保障されていて、日常的に森と行き来できる環境があります。
その森の恩恵を受け止めるかご。
実用的でいて、象徴的でもあるリトアニアのかご文化が
この先も続いてほしいと願わずにはいられません。