こちらは青い真竹を天日干し、または煮沸などの熱処理にて
竹の油と色を抜いた「白竹」を使って作られた、ちりかごです。

水気のない紙くずなどを入れるだけでしたら、
ビニール袋などを中に入れる必要はありません。

寝室やリビングに置いておいても。
和室の畳の上に置いておいても雰囲気いいですし、
洋室のフローリングにも、ラグの上にも、この色味はよく合います。

汚れた時はタワシなどを使い、水洗いしていただき、
よく水を切って、陰干しでしっかりと乾燥させれば、また艶が戻ります。

白竹を存分に楽しめる編み模様。
何も入っていない状態でも、十分に目を楽しませてくれます。

竹で編まれた四角いちりかごは、最近では作る方が少なく珍しくなっています。
和洋問わない色味で、落ち着いた佇まいです。
日々、目に入る場所に置いてお楽しみいただけたらと思います。

＜鹿児島県の多様な竹細工＞

鹿児島県は日本でも有数の竹林保有面積を誇る「竹大国」と言えます。
その半数を占めるのが見るからに生命力に満ちた太い孟宗竹です。
孟宗竹は肉が厚く、そして硬いため、ひごにするのには大変な苦労があります。
その為、竹のへら等の調理道具やスプーンなどのカトラリーに加工されることが多いです。

逆にざるやかごなどの編組（へんそ）品は真竹で作られることが多いです。
孟宗竹に比べ、真竹は肉が薄く、格段に細く、薄く、長いひごを作りやすい、
つまり、かごやざるのための材料が作りやすいと言えます。

その真竹を使って、グループで竹細工を長年されている方々がいます。
仲間で切磋琢磨し、その技術を、また新しい方に伝えるなど、
鹿児島や九州エリアの竹細工の技術を残そうと活動されています。

そんなみなさんが作られるかごは多種多様です。
青竹のざるや、白竹のかご、工芸品まで創作意欲はとどまるところがありません。
そんな中でも安定してご製作いただけるものから、1点ものまで幅広くお譲りいただいています。