茨城県/真竹(青竹) 水取りざる 330602-1
茨城県/真竹(青竹) 水取りざる 330602-1
- Size / Weight
- 約直径12x高さ11cm(持ち手付き高さ15cm)/50g
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サイズや仕様について
上記のサイズは弊店への入荷分総量のうち、その中間値を表示しており、あくまで目安となります。
自然素材を使った手作り品のため、表記サイズから2-3cm前後するものもございます。
収納するところがお決まりの際などは、サイズに余裕を持ってご注文いただきますよう、お願いいたします。また、ひとつひとつの形・風合い・色味も異なります。予めご了承いただいた上で、ご注文下さい。
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お取り扱いについて
・ささくれや破片でお体や衣類などを傷めないようご注意ください。
・どの素材においても、できるだけ戸棚などにしまいこまず、風通しのよい場所で保管するようにしてください。
・保管の際は、直射日光を避け、湿気の溜まらない、なるべく高い場所に置くと良いです。
・雨や水に濡れたら乾いた布で拭き取り、風の通る日陰や室内でよく乾かしてください。
・ほこりが溜まらないよう、たわしやブラシなどを使った定期的なブラッシングをおすすめします。
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ご配送について
日本国内、および、世界中に商品をお届けいたします。送料はお届け先の地域とご注文内容によって自動的に計算されます。ご注文者様のお住まいとは別の国へお届けする場合、ご決済いただく通貨はお届け先の現地通貨に自動変更され、お支払い方法も地域によって変わります。配送についての詳細はこちらからご覧いただけます。 -
返品・交換について
販売前の検品には万全を期しておりますが、万が一、明らかな不良品がみつかりましたら、お買上げ後または商品の到着後、すみやかに弊店までご連絡ください。商品に明らかな欠陥がある場合をのぞき、「ご注文間違い、サイズ・色違い、風合いの違い、イメージとの相違」など、お客様のご都合による返品・商品の交換には応じられません。
※返品が可能な条件や返品手数料について、詳しくは こちら をご覧ください。
こちらは真竹で作られた水取りざると呼ばれる、手のひらに乗るような小ぶりなざるです。
元々は、ぬか床の不要な水分を取るためのざるです。ぬか漬けを繰り返しされている方でしたら、誰もが通る、野菜から水分が出て、ぬか床に水分が多くなる現象。
さまざまな水を取る(抜く)やり方があるかと思いますが、昔から竹でできたこのような小ぶりなざるで水を取る方法もあります。
方法は簡単です。ぬか床にこのざるをぐっと埋め込みます。そうすると、編み目を通って水分だけがざるの内側に溜まるので、それをスプーンで掬い出したり、ペーパーで吸わせたりして、水を取ります。
こちらの職人さんは、若い時から竹の仕事に携わり、80歳も後半になる現在も、日々精力的に竹細工に打ち込んでらっしゃいます。
特大の業務用からご家庭で使える小さいものなど、関東地方で使われるものなら何でも作られてきた方です。
元々、弊店では九州地方で作られていた「水取りざる」を取り扱いしておりましたが、
現在はもう作られなくなってしまったため、茨城県の作り手さんにご製作を依頼しました。
ぬか床用の水取りざるとして、ご紹介していますが、持ち手がついていることで、
壁やS字フックなどに引っ掛けて小物入れとしてもいいですし、
エアープランツなどを入れる「花入れかご」としてもいいと思います。
写真では、水の入った小さなコップを中に入れて、野花を活けています。
※このようにご使用になる場合は、水漏れや落下にお気をつけください。
常温保存するニンニクを入れて、吊るしておくストックかごとしてもいいですし、
はたまた、ペーパーフィルターをセットすれば、コーヒードリッパーにもなります。
なかなかこのような小ぶりなざるは作る時にも手間がかかるため、作ってくださる方がいません。
かわいらしいサイズの青竹の水取りざる、ぬか床以外にも、暮らしの中で使う場面がありそうです。
<茨城の竹職人>
茨城県には、現役で活躍されている熟練の竹細工職人が数人、
後進の育成をしながら、今でも仕事に取り組んでいらっしゃいます。
かつて、当然のように竹細工が暮らしの道具であった時代に、
親御さんから仕事を受け継いだ方もいらっしゃれば、
東京の竹工所などでお仕事をされ、技術を磨いた方もいらっしゃいました。
昔ながらの職人気質が残っていながらも、
気優しい方が多く、弊店も大変お世話になっております。
そんな昔の職人さんは基本的には「何でも」作れる方が多く、
荒物から竹工芸まで竹細工の様々な「モノの作り方」をご存知です。