長野県/根曲竹 パイスケ(収穫かご・収納かご) 610218-1
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- 約直径38-42x高さ15-18cm/550g
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上記のサイズは弊店への入荷分総量のうち、その中間値を表示しており、あくまで目安となります。
自然素材を使った手作り品のため、表記サイズから2-3cm前後するものもございます。
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・どの素材においても、できるだけ戸棚などにしまいこまず、風通しのよい場所で保管するようにしてください。
・保管の際は、直射日光を避け、湿気の溜まらない、なるべく高い場所に置くと良いです。
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・ほこりが溜まらないよう、たわしやブラシなどを使った定期的なブラッシングをおすすめします。
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長野県北部において、根曲竹細工やあけび蔓細工などは雪深い地域での副業でした。
長野県の根曲竹細工は江戸時代頃から作られていたと言います。
そば処、信州ならではの根曲竹のそばざるなどは
今もこだわりのお蕎麦屋さんで使い続けられています。
仕上がりの美しさと丈夫さ、そして根曲竹独特の温もりを感じる実用品の数々は、
現代でも広く愛用されており、色味などが経年変化をする楽しみも味わうことができます。
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こちらはその中でも根曲竹でざっくりかつ、力強く編まれたパイスケです。
パイスケとは英語のbasket(バスケット)がなまって、バイスケ→パイスケとなったと言われています。なんだかおもしろい語源ですが、それだけ人々に馴染みのあったかごと言えます。
長野県では「ジャリボテ」、「まきつけざる」などの名前で知られています。関東地方でもこのパイスケというかごはよく使われていました。
天秤棒を担いだときに使うかごもパイスケ、河川工事で土砂や道具を運ぶのもパイスケです。
金属やプラスティックのかごでは熱くなりすぎたり、溶けてしまうため、
軽くて丈夫で、熱伝導性の低い竹製のパイスケは現在もガラス工場や風鈴工房、
製缶工場で製品の粗熱を取るためや、熱いものを入れるかごとしても、大変重宝されています。
つまり、パイスケというかごは工事に工業に商売にと、縁の下の力持ち、「多機能かご」だっと言えます。
そういった用途で使われていたため、ひごの仕上げ等は一般的にざっくりとしています。 編み目が詰まっているござ目編みという編み方です。こういった外仕事で使われていたかごは、ひごの幅を揃えるなどの手間はかけずに仕上げます。 縁は比較的柔らかい竹の表皮を使って、留めています。 こちらも「均等」や「隙間なく」という考え方とは別の思考で作られています。消耗品としての考え方が縁の仕上げにも表れています。 内側の底部分です。3本を1組としたしっかりとした底編みから始まっています。 通常、竹の表皮部分だけできれいに仕上げていく家庭用のものと違い、根曲竹の中心部分もひごにしていき、無駄を少なくしています。 底には2本1組の補強の力竹も3組入っていて、しっかりと支えてくれています。 両手で持ってちょうどよい大きさです。肉厚に作られたひごで編むかごは頑丈そのものです。 収穫した野菜がひと抱え入ります。家庭菜園から泥付きの野菜を入れても問題ありません。野菜を入れたまま洗ってもいいですし、使い終わったら、このかごごとシャカシャカとたわしで水洗いしても大丈夫です。 表皮と肉の配分はそれぞれのかごで変わることがありますが、それぞれの風合いをお楽しみください。
たくさんの野菜に果物、庭道具の一式などの荷物を入れることができます。
一家に一つ、二つあってもきっと何か入れるものが見つかる、
そんな不思議な力を持っているかごです。
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