こちらは古物の「ナッツカッター」です。
トサカがあるタイプとないタイプの2種類をご紹介します。

インドでは「ビンロウ（Areca nut）」を噛む習慣があり、
それを割るための専用のナッツカッター（Areca nut cutter）が古くから作られてきました。

インド製のものは、装飾性が高く、動物モチーフが多用されるのが特徴です。
他にも東南アジア（ネパール、バングラデシュ、ミャンマーなど）でも類似品が見られますが、鳥の意匠は特にインド製に多いとのこと。

18〜19世紀から20世紀前半にかけて作られたと思われる装飾的な民具。
単なる実用品というより、贈答品や富の象徴としても扱われることもあったとのこと。
家庭で使われる他、客人へのもてなしの一部（ビンロウを割って供する）としても役割があったそうです。

現代においては、壁にかざるインテリアとしても。

くるみやヘーゼルナッツ・マカダミアナッツなど小型のナッツなら割ることができそうです。

ただし、もともと用途とは少し異なりますので、強度やサイズなど合わないばあい、
インテリアやデスクオブジェ、ペーパーウェイトなどとして、お楽しみいただけたらと思います。

トサカあり、トサカなし形も風合いも異なるナッツカッター、
お好みの方をお選びください。